自分の仕事は、自分でつくる

10年後の「自分」と「仕事」をつくる、行動力の磨き方

「わかりやすく」を、勘違いしない

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言葉ダイエット

「もう1度、わかりやすく説明してほしい」
クライアントや上司からそのようにリクエストをされたら、今度はどんなふうに説明しよう? と、みなさんは考えるでしょうか。

 

意外に多いのは、「“すべて”を、丁寧に伝えよう」と考える人。
それも確かに、完全な間違いではないのですが、「聞きたいことだけ、わかればいいという相手のニーズは満たされず、よりストレスがたまってしまう場合があります。

 

「わかりやすく」は、相手が知りたいポイントを絞って、情報量を適量にすること。

 

なぜか当然、みそ汁で例え話を書きたくなったので書いてみますが、お椀一杯の味加減がちょうどいいみそ汁が飲みたいのに、大鍋で少し薄めのみそ汁を出されたような…。あるいは具はシンプルにひとつでいいのに、ネギも豆腐も油揚げもアサリもなめこも入ったようなみそ汁を出されたような…。書いてみて、全然上手くない例えだと気づきましたがこのまま続けると、そんなみそ汁を出されたような気持ちになる情報発信を「わかりやすく」と解釈して、相手に出している人は少なくないのです。言いたいことは、伝わるでしょうか?

 

みそ(=本題)の量に対して、お湯(=情報)の量を多くしすぎてしまったり、ほしい具(=ポイント)は伝えているのに、あれもこれもと具(=余計な情報)を入れすぎると、内容が薄くなってしまうことがあるし、途中で食べる(=聞く)気が失せることがある…。そう、相手が求めていない“みそ汁”が、そこにはあるだけ。大切なのは、(情報量が)適量であるということ、具材(=ポイント)を絞るということ。「わかりやすく」とは、そういうことだと思うのです。
大鍋で少し薄めのみそ汁を、あるいは相手が求める具のほかに、たくさんの具を入れたみそ汁を、相手に出していませんか?