自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

不安はいつも、「ポケットの中」にある

昨日のインタビュー取材のとき、テーブルを挟んで向かい側にはライターさんとカメラマンさんがいて、両隣にはニッポン手仕事図鑑の大学生インターンが陣取っていました。その理由は、彼女たちがプロのライターさんがどのようにインタビューをするのかを学びたい! と志願したのと、僕のキャリアについても話を聞いてみたい、と。

 

取材中はインタビュアーからの質問に対して、僕なりの経験や仕事論を熱く語らせていただいたのですが、その僕の話を聞きながら、何度か大学生たちがペンを走らせているのが視界に入ったので、インタビュー後に「どんなことをメモを取っていたの? どんなことが印象的だった?」と聞き、フィードバックをもらいました。

 

ふたりはいろいろとメモを取っていて、ペンを走らせたポイントは当然、それぞれに異なるのですが、いくつか同じポイントでメモをしてくれていたことがありました。その中のひとつが、これ。

 

「不安はいつも、ポケットの中にある」

 

このブログでも、何度か書いたことです。
今の時期は受験生だったり、就職&転職活動をしている人だったりと、不安を感じながら日々を過ごしている人は多いと思います。僕自身も今、ニッポン手仕事図鑑の今後はどうするのか? 会社の売上は…と、リアルタイムで不安を抱えているし、ときに責任や期待の大きさに、押しつぶされてしまいそうなときもあります。

 

そんなときにいつも思い出すのは、「不安はいつも、ポケットの中にある」という言葉。この考え方を簡単に説明すると、「不安」というものは自分のズボンのポケットに入っているものだと考えるというもの。ポケットに手を突っ込むと、いつも「不安」に触れながら過ごすことになる。では、人はいつポケットに手を突っ込むか? ぼーっと突っ立っているときか、歩いているときです。つまり、行動していないときか、ゆっくりとしか動いていないときに、人は不安を感じる。

 

逆に、走っているときはポケットに手を突っ込めないので、不安はポケットにあって消えるわけではないけど、不安を忘れて頑張ることができる。だから、不安が大きくなってきたときこそ、立ち止まらず、のんびりと歩かず、走ってみようという考え方。実際にこれは効果的で、不安が大きくなったときほど走ることで、僕は今までそこそこ上手に「不安」と付き合えて来れました。

 

実は今日、僕にそんな素敵な言葉を教えてくれた「picnicさん」と、久々にお会いします。楽しみだ。