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ビジネスは、打率「2割5分」がいい

プロ野球選手の打率の話。
1年間通して試合に出場して(規定打席数に到達して)、打率3割を超えれば一流の選手だと言われます。改めて書くまでもありませんが、10回に3回ヒットを打てば、一流のプロ野球選手なのです。

 

では、ビジネスはどうか?
僕は「打率、2割5分でいい」と考えています。いや、むしろ「2割5分“が”いい」と考えていたりします。

 

なぜ、2割5分なのか?「それだと、ちょっと打率(ヒット=結果を出す確率)が低いんじゃない?」「その程度じゃダメでしょ?」という声も聞こえてきそうですが…それでも僕は、“2割5分”がいいと考えています。

 

ここまでしつこく「2割5分でいい」と書いているので、勘のいい方はわかってしまったかもしれませんが…。「2割5分」という数字は“4回打席に立たないと”出せない数字なのです。そう、まずは4回、打席に立ってみることが大事。世の中には打席に4回立つ前に、「もう無理だ…」と諦めてしまう人は意外に多い。

 

ビジネスは早い見極めが大事だとよく言われますが、僕は少なくても4回打席(1試合)に立ってみることが大事だと考えていて、20代の頃から「ここまでは、全力でやってみよう!」と決めて、チャレンジをしています。事実、35歳を超え、念願の地方自治体のプロポーザルに参加するようになったものの、最初の3回は敗戦で心が折れそうにもなりましたが、4回目に何とか勝ってから、勝てる企画=自治体の課題を解決できる企画とは何か? の肝みたいなものがわかるようになりました。でも、その時点では勝率は2割5分。

 

4回試して、1回成功する。もっと書くと、3回の失敗が、未来につながる財産になる。
まずは4回、打席に立ってみましょう! 全打席で凡退しても、次の試合は必ずやってきます。