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占い師はなぜ、価格を「995円」にしたのか?

プライバシーに関わることなので詳しいことは書きませんが、僕の後輩のひとりが正月明けに生まれてはじめて、「占い」をしてみたそうです。

 

何を占ってもらい、どんな言葉をもらったのか…はさておき、ひとつプライバシーを侵害しない面白いエピソードを聞かせてもらったので、今日は書いてみたいと思います。

 

それは、「占いの料金」について。
占いの料金は、“995円”だったそうです。さて、なぜかわかるでしょうか? 勘がいい人は、すぐにピンと来るかもしれませんね。

 

答えは、「5円(ご縁)が戻ってくるように」という験担ぎ。素敵でクリエイティブな価格設定です。

 

「1回、995円」と看板に書けば、「ん? なぜ?」と興味が湧くし、答えがわからずに5円を受け取り、理由を聞けば、「なるほど!」と印象に残る。印象に残れば誰かに話したくなるし(事実、僕はこの話を聞いて、ブログに書いています)、それがPRになって、自分に戻ってくる。もちろん、占いが当たらないと商売にはならないと思いますが…。

 

「他の占い師と同じで、1回1000円でいいか」とパパっと決める人もいれば、そこにクリエイティブな思考を取り入れられる人もいる。ちょっとした違いですが、この思考の違いはとてつもなく大きくて、そのひと工夫が、あとあと大きな差を付ける。

 

そう、これは占い師に限らず、商売をしている人すべてに言える大切なこと。
あなたは「ま、1回1000円でいいか」で終わらせてしまう人でしょうか? それとも、「1000円でもいいんだけど、何か面白くできないかな?」と、一歩立ち止まって、頭を動かせる人でしょうか?「この一歩立ち止まって」と考える癖が、自分のブランドになるし、ファンをつくる。そして、仕事を面白くする。
素敵なクリエイティブを、日々に取り入れましょう。小さな工夫が、大きな差になります。