自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

「一流」「本物」を知っている人と、知らない人の違い

これは明らかに“その年齢になったから”なのだと思いますが、2019年は人も、場も、食事も、モノも、今までの人生の中でもっとも「一流」「本物」に触れる機会をいただけた1年でした。今までは経験したくてもできなかったことが、年齢(と、少しの実績)を重ねたことによって、経験させてもらえるようになった。

 

改めて振り返ってみても、僕にとって、これらの経験は本当に大きいものでした。

 

今は影響力のある人たちが積極的にSNSで情報を発信しているため、それらの情報に触れることで「一流」「本物」を“知ったつもり”になってしまう…。でも、実際には自分では何も体験していないので、自分の体にはそのエッセンスが染み込んでいなかったりする。そう、まさに百聞は一見にしかず。どんなに人から「一流」「本物」の話を聞いても、自分で1回体験するにはかなわない。

 

知ったつもりになることの一番の怖さは、何もわかっていないのに、自分の興味が消費されてしまうことです。そして、また別のことに興味を持っても、情報が入ってくることで“知ったつもり”になって、また満たされ、興味を失っていく…。これが体験よりも、手っ取り早く情報収集する癖がついてしまうことの怖さです。

 

「一流」「本物」と呼ばれる人、場所、モノ、サービスなどは、聞くだけではわからない。触れてみないとわからない。
以前、『できるだけお金を使わずに、貴重な体験をする』という記事でも書いたことがありますが、お金がなくてもコネがなくても、できることがある。そして、そんな努力をしてきた人に、次の貴重な経験はやってくるもの。

 

ネットの情報で、“知ったつもり”にならないこと。「一流」「本物」を知りたければ、百聞は一見にしかずを忘れてはいけないのです。