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「正解は、ない」という正解 〜福島県葛尾村で再確認したこと〜

昨日、一昨日と、福島県の葛尾村という人口約1,400人の村へ行き、村の課題やこれからの情報発信について、どのようにアプローチすればいいのか? を考える合宿にアドバイザー的なポジションで参加をしてきました。

 

集められたのは、『TURNS』プロデューサーの堀口さん、『仕事旅行』の田中さん、『ニッポン応援女子部』の幸脇さん、『ニッポン手仕事図鑑』の僕の4人。「ただの地域コンサルにはなりたくないし、わかったつもりになって、発言なんてしたくない!」という共通のスタンスを貫き、ときにヒートアップしながらも、地域の方々を交えて、熱く議論し、僕らなりのアイデアや知識をアウトプットしてきました。

 

その内容はさておき、僕は2日間を通して、再確認できたこと。
それは、「課題を解決する策に、情報発信する方法に、正解はない」ということ。

 

4人のメンバーはそれぞれの形でビジネスをつくり、地域に関わってきました。
そして4人は葛尾村へはじめて行き、同じ時間、同じ景色を見て、同じ名物料理を食べて、同じ人たちに話を聞きました。

 

それでも、最後に出てきたアイデアやまずやるべきこと、地域との向き合い方についての答えは、ひとりひとり違う。
誰が正解だということはなくて、そう、つまり「正解はない」ということなのです。

 

いろいろな知識を持った4人が、それぞれに違う答えを出す。
今はあらゆる手段を使って情報収集ができる時代であるからこそ、「間違いたくないから正解を探そうとして、考え続けて、動けない…」という人が多い。でも、考えても正解はないのだから、考えて考えて考えて抜いて1つのことを実行するよりも、考えて動いて、考えて動いて、2つ、3つと実行したほうが、課題を解決できる可能性は高くなるし、より多くの人に情報が発信できる。

 

正解がないからこそ、動く。
考えることは大事だけど、正解を探すことは間違いだと、僕は思っています。改めてここに気付けた2日間は、とても貴重な時間でした。微力ではありますが、今後も葛尾村を応援していきたいと思います。