自分の仕事は、自分でつくる

10年後の「自分」と「仕事」をつくる、行動力の磨き方

「ヒット商品」をつくるのでなく、「看板」をつくる

今週、後継者育成インターンツアーを開催させていただいた「丸嘉小坂漆器店」さん。
喉から手が出るほど人がほしいというくらいに、忙しい日々を過ごしている丸嘉小坂漆器店の皆さん。そのくらい忙しいというのは、「木曽漆器は売れる!」ということでもあるので、とても心強い。

 

その代表の小坂さんと、今後の後継者の育成についてのこと、ニッポン手仕事図鑑のことなどを、熱く語り合っていたとき、ふと小坂さんがこんなことをおっしゃいました。

 

「ニッポン手仕事図鑑って、僕らの戦略と同じですね」

 

どういうことか?
丸嘉小坂漆器店さんには『百色(hyakushiki)』という“看板商品”があるのですが、もともと『百色』を売って売って売りまくって、ビジネスをしようとしたわけではない。

 

小坂さんは『百色』を売ってビジネスをするのでなく、『百色』をきっかけに自分たちの工房、木曽漆器の魅力を知ってもらい、自分が本当にやりたい仕事を“別に”つくろうとした。事実、『百色』をきっかけに自分たちの存在を知ってもらい、『百色』とは関係のない仕事を受注して、ビジネスをしているのです。もちろん、『百色』も売れているから、それがすごい…。

 

ニッポン手仕事図鑑も、まさに同じ。
ニッポン手仕事図鑑という商品そのものが売れることはもちろんありますが、どちらかというと、それ以外のお仕事をいただくきっかけとしてのほうが、今、ニッポン手仕事図鑑は機能しています。僕らの会社やメンバー、僕らのクリエイティブの魅力を知ってもらうきっかけになっている。そう、まさにロードサイドにある看板のようなもの。「こんなところに、面白そうな奴らがいるんだ」と。

 

ヒット商品をつくることも大事ですが、自分たちを知ってもらう看板をつくることも、大事なのです。