自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

「聞く姿勢」が変われば、目の前の景色が変わる

今週は火曜日からずっと長野県に滞在していました。
初日はフリーペーパー『あいらし』の取材で長野県の塩尻市、南木曽町とめぐり、木曽漆器と南木曽ろくろ細工の職人さんの取材を。2日目、3日目は僕が今、何よりも力を入れている「後継者育成インターンツアー」を、また別の木曽漆器と南木曽ろくろ細工の工房で開催させていただき、最終日の今日は再び『あいらし』の取材で飯山市まで向かい、内山紙の職人さんにインタビューをしてきました。

 

とにかく密度の濃い4日間で、職人さん、学生、地元で暮らす人々と、さまざまな人に“話を聞いた”4日間でした。

 

だからこそ、今、思うこと。
それは、「聞く姿勢」によって、チャンスをつかめる確率も聞ける話の濃度も、全然違うということ。

 

僕自身、学生さんや、僕から話を聞きたいと言ってくれるビジネスマンに対してもそうなのですが、聞く姿勢が悪い人には「100」話せることがあっても、「70」くらいで終えてしまうこともあるし、聞く姿勢がいい人には「これ、やってみる?」とチャンスを与えてあげることもあれば、聞く姿勢が悪い人にはチャンスを与える気になりません。むしろ、聞く姿勢がいい人には、自分の頭の中に眠っていることが突然出てきて、「120」話せるときもあるし、その人のためにチャンスをつくってあげようとすら思います。

 

これは、後継者育成ツアーで職人さんに話を聞く大学生も、『あいらし』の取材で職人さんにインタビューする僕らも同じ。
「聞く姿勢」が悪ければ、話も引き出せないし、自分のビジネスを、いや、人生を変えるようなチャンスもやってこない。でも、聞く姿勢がよければ、想像もしてこなかった話が聞けたり、チャンスが自分の目の前にやってくるのです。

 

同じことを何度も書いていますが、僕は「引き出す力」「インタビュー力」が、今のビジネスマンにとって“最重要”と言えるくらいの能力だと思っています。そこにはもちろん、テクニックやコツもありますが、でも、何よりもまず学ぶべきは、姿勢なのです。

 

聞く姿勢が悪いと、何もやってこない。
でも、聞く姿勢がいい他の誰かは、自分が聞けなかった話を聞けていたりするし、自分にはやってこないチャンスがやってきたりもする。「聞く姿勢」が変われば、目の前の景色が変わるし、未来が変わる。そう、まずは聞く姿勢をつくることから。本当に大事なことです。