自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

「通る企画」と「結果が出る企画」は、イコールではない

「成功は、“8割の反対”から生まれる」
もう5年近く前の『失敗する方法、教えます』という記事でも書いたことがありますが、あのマイクロソフトもキングジムもフレッシュネスバーガーも、「反対が出てくること」を重要視しながら、商品開発をしていたりします。この「成功は、“8割の反対”から生まれる」という考え方は、“何かを生み出すことを求められる”あらゆる業界で言われているので、企画を考えることの「基本」と言えるのかもしれません。

 

でも、「◯◯プロジェクトの企画を考えてみて!」と言われたとき、多くの人が最初から「みんなに『いいね!』と言ってもらえる企画はなんだろう?(反対されない企画はなんだろう?)」と、考えはじめてしまう…。

 

もちろん、最後にお金を出してくれる消費者に「いいね!」と言ってもらえる商品や企画でなければならないのは言うまでもありませんが、社内外問わず、「身内(=同じ目標を目指す関係者)」が「いいね!」と“最初から言ってもらえる”企画は何か? と考えはじめた時点で、その企画は通るかもしれませんが、結果を出せる=喜ばれる企画になる可能性は低くなる。

 

最初から「いいね!」と言ってもらえる企画でなく、ロジックと熱意を伝えた結果、「よし、チャレンジしてみよう!」と言ってもらえる企画こそが、結果が出る企画で、世の中(=消費者の心)を動かす企画になる。

 

「成功は、“8割の反対”から生まれる」
その企画、最初からみんなの「いいね!」を狙っていませんか?