8月のある日、成蹊大学の3人の学生さんが、僕らのオフィスにやってきました。
「愛知県の田原市にある花農家さんを取材して、1冊のフリーペーパーを発行したい! だから、取材のやり方や記事の書き方はもちろん、どのように取材対象者と向き合えばいいかなど、いろいろと教えてほしいのです!」
僕らのミッションのひとつは、「“伝え手”を増やす」ことなので、僕らが伝えられるべきことを、すべてさらけ出した! と言えるくらいにお伝えさせていただきました。
そして昨日、僕の手元に『Floraft』という1冊のフリーペーパーが届きました。僕らが制作した『あいらし』をリスペクトしてくれていたので、ところどころにそんなテイストが感じられたことが、とても嬉しく…。
で、今日の本題。
タイトルを『人は、「動き出した人」の背中しか押さない』としましたが、成蹊大学の学生さんはフリーペーパーを発行したあと、地元のラジオ番組に呼ばれ、さらに地元の図書館にも「フリーペーパーを置かせてほしい!」とオファーがあり、ある市議会議員さんからは「議会で配りたい!」と言ってもらい…。すごいことです。
彼らがどんなに情熱的に「フリーペーパーをつくりたい!」と語ったところで、その段階で応援してくれる人はゼロではないと思いますが、とても少ない。でも、「フリーペーパーを“つくった”!」からこそ、応援している人が増えたのです。そう、動き出したからこそ、周囲の大人たちが背中を押してくれるのです。
人は、「動き出した人」の背中しか押さない。小さくても一歩動き出せば、応援してくれる人はきっと増えていくはずです。動き出そう!