自分の仕事は、自分でつくる

10年後の「自分」と「仕事」をつくる、行動力の磨き方

「付けないほうがいい筋肉」を理解していないと、スピードはどんどん落ちていく

僕が仕事をするうえで、何よりも大事にしていることのひとつで、自分のビジネスやプロジェクトが成功するかどうかのほとんどが、それにかかっていると言ってもいいと考えているのが、「スピード=瞬発力」です。

 

仕事でスピードを上げていくためには、スピードを上げていくだけの「知識」「経験」「技術」を身に付けていかなければならないのですが、でもこれはスポーツ選手の「筋肉」と同じで、筋肉はとにかく身に付けたほうがいい! というわけではありません。

 

たとえば、イチローはスピードを落とさないために、トレーニング方法に気を遣い、“付けてはいけない部分”に筋肉をつけないようにしていました。そう、スピードを上げていくために付けるべき筋肉と、スピードを上げたいからこそ、「付けないほうがいい筋肉」を理解していないと、スピードはどんどん落ちていってしまいます…。

 

ビジネスも同じ。生産性を上げたい! 仕事のスピードを上げたい! と思いながら、どんどんスピードが落ちてしまう人がいます。

 

ひとつ、わかりやすい例を挙げます。
過去の失敗事例を学ぶことで、ミスが起きやすいポイントを避けることができて、その知識が安心感につながって、勢いがつく場合がある。ただ、過剰に失敗事例を知識として身に付けすぎてしまうと、今度は逆に、どんどん失敗を連想するようになってしまい、「他にも、どんな失敗が想定されるだろう…?」と、動きが鈍くなることがある。まさに、そんな感じです。

 

僕は「スピード=瞬発力」と同じくらいに、仕事をするうえでは「行動量」が大事だと考えていますが、行動量も同様に、「知識」「経験」という筋肉が“無駄に”付きすぎてしまうと、落ちてしまうものです。
自分のスピードや行動量を落としてしまう原因になる「知識」「経験」はなんだろう? その「知識」「経験」を身に付けることで、スピードや行動量は落ちてしまわないか? そんなことを考えてみると、またひとつ、レベルを上げて仕事ができるはずです。