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「名前だけでも覚えて帰ってください」という人の名前を、僕は覚えたことがない

漫才の定番フレーズ(?)のひとつに、「今日は、僕たちの名前だけでも覚えて帰ってください」というものがあります。お笑い好きの人で、劇場で何度か漫才を観たことがある人なら、1度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

 

でも僕は、「名前だけでも覚えて帰ってください」と言った漫才コンビの名前をその場で覚えられた記憶がありません…。

 

あくまでも個人的な勝手な想像ですが…。
「名前だけでも覚えて帰ってください」というフレーズを使う漫才コンビは、“そう言わないと覚えてもらえない”という弱気な気持ちが出てしまっている…ような気がします。言い換えると、漫才の面白さに絶対的な自信のある漫才コンビはそんなことを言わなくても、ネタの面白さで覚えてもらえる自信があるから、そんなフレーズを使おうという思考にならない。

 

で、強引にビジネスの話に持っていくと…。

 

ビジネスのシーンでも、「名前だけでも覚えて帰ってください」という“空気を出す人(=アピールをする人)”がいます。
もちろん、直接的にそんなフレーズを使うわけではないのですが、とにかく名刺を目立たせたり、主張の強い資料だけを渡す人のことです。僕の会社ではつい最近「sansan」を導入したのですが、そんな「名前だけでも覚えて帰ってください」と言わんばかりの名刺を差し出した人の顔は思い出せず、「名前だけでも覚えて帰ってください」と言わんばかりの資料や会社案内を渡してくれた人の顔も、僕は思い出せません。

 

顔と名前を覚えてもらうには、何を伝えたら相手が面白がってくれて、“自然と顔と名前を覚えてくれる”コミュニケーションになるか? を考え、行動することが大事です。僕が今仕事をしている人たちの何人かは、「そういえば、名刺交換をしたことも、会社案内を渡したこともなかったですね」と笑い合うこともあります。つまり、名刺や資料を渡さないでも、お互いに覚えて、仕事ができる関係性にはなれる。

 

どんな話を聞いてもらい、どんな何を聞かせてもらって、お互いに共感し、お互いにワクワクできるか? お互いを理解し合えるコミュニケーションができれば、わざわざ顔を覚えてください! と言わなくても、自然と顔も名前も覚えてもらえるのです。

 

ちなみに、1度覚えてもらったあとに、忘れられないコミュニケーションも大事です。何度かそれについても書いたことがありますので、どこかのタイミングで過去記事をまとめてみたいと思います。