自分の仕事は、自分でつくる

10年後の「自分」と「仕事」をつくる、行動力の磨き方

「やっているのに本気を出さないこと」で、人生は蝕まれる

今、読んでおくべき本【随時更新】

会話が苦手な人のためのすごい伝え方

以下は、僕が「シンプルだけど、鋭い指摘だなぁ」と心動かされた、元陸上選手の為末大さんのツイート。

『嫌だからやめる。合わないからやめる。やるからには本気でやる。この三つの状態のどれかだけで行けばだいたいうまくいく。嫌なのにやめない。合わないのにやめない。やっているのに本気を出さないことで人生は蝕まれる』


「人生は蝕まれる」と書いてしまうと、なかなか強く聞こえてしまいますが、確かに仕事や勉強をやめる=捨てることが不安でやめられなかったり、やめることで今までかけてきた時間をもったいないと感じたりして、やめることができずに自分の心を追い詰めてしまう人は、僕の周りにも少なからずいます。だからといって、やめられない理由もよくわかるから、「やめちゃえばいいんだよ!」とは軽々しくは言えません…。

 

でも…。
少し個人的な話をすると、昨日僕が所属している会社ではじめてリーダー研修があり、自分の過去を少し話す時間があったのですが、僕がそれまでと比べて、自分自身が気持ちよく、足取り軽く人生を歩むことができるようになったのは、35歳で「嫌なことをやめて、合わないこともやめる」という決断をしたときでした。もちろん、家庭を持っている者としてのリスクも大きく、怖さもありましたが、でも覚悟をして決断し、新しい一歩を歩みだしてみると、それまでの人生よりも気持ちよく、前を向いて歩けるようになったのは事実です。

 

その覚悟をするときに僕がやったのは、「絶対にやめられないこと」と、「覚悟をすれば、前向きな決断としてやめられること」を一旦紙に書き出して、後者とどう向き合うかをじっくりと考えてみることでした。不安が解消されることはないのですが、“不安というものの姿”がはっきりすることで、少しずつ向き合い方がわかり、少しずつ決断することができたのです。決断ができなくても、こうやって向き合う価値はあると思うので、ぜひ試してみてください。

 

そして、もうひとつ。
僕はやめないことよりも、「やっているのに本気を出さない」ほうが、実はより“危ない”と思っています。
どんなにつまらない仕事でも、どんなに嫌いな仕事でも、本気でやっていることで開けていく道が間違いなくある。本気でやることで身につく力があり、出会える人がいて、巡ってくるチャンスもある。つまり、本気を出さないことは、人生を楽しく、面白くする可能性を、自らの手で“ゼロにしている”ということだからです。

 

そしてそれは、「自らの手で“ゼロにしている”という事実からどんなに目を背けようとしても、自分自身が自然と気づいてしまうこと」なのです。そう、自分の手で、自分の未来への可能性をゼロにしているな、と自覚をしてしまう。「まだ、本気を出していないだけと言い訳をしたところで、未来には何もないんだよな…」と、気づいてしまうのです…。これはやっぱり、苦しいものです。

 

なぜここまで言い切れるかというと、僕自身にもそういう時期があったからです。本気にならないことで、自己肯定感が下がるどころか、自己否定をすることもありました。為末さんは「やっているのに本気を出さないことで人生は蝕まれる」とおっしゃっていましたが、僕もこの部分においては、本当に自分の心と、人生を蝕んでいく怖い行為だと感じています。こう書くと、賛否あるのは重々承知ですが、僕は自分の心が苦しい人ほど、人生に希望を感じられない人ほど、「一旦、休もう」ではなく、「とりあえず1回だけ、全力で走ってみよう!」と考えてみたらどうかな? と、提案してしまうタイプです。

 

あれこれと書いて、まとまらなくなってしまいましたが、言いたいことをひと言で書くと、「本気」って、自分の心にエネルギーをチャージしてくれるものだ! ということ。だから、本気になれないなら、中長期的に人生を考えると、やめる決断をしたほうがいいと僕も思う! というお話でした。