自分の仕事は、自分でつくる

10年後の「自分」と「仕事」をつくる、行動力の磨き方

ビジネスパーソンの“消費期限”は、年々短くなっていく

「掛け算」。
個人的な最近の流行語のひとつです。自分を成長させるためにも、個人のブランディングをするためにも、僕は「掛け算で考えること」を意識していて、とても重要な考え方と位置付けています。

 

今の時代は持っているスキルの“消費期限”はもちろん、ひとりのビジネスパーソンの“消費期限”も、年々短くなっています。ひと昔前なら5年、10年と鮮度を保てたものが、今は1〜2年で鮮度が保てなくなる。だからこそ、変化を続けて、常に鮮度を保っていかなければならないのです。実績を上げているビジネスパーソンも、高いスキルを持つフリーランスも、「今は自分の価値を維持していくのが、本当に厳しい…」とよく口にするのは、その消費期限の短さに対応できないから。僕も日々不安を抱えながら真剣に考えていますが、これは本当に難しい…。

 

そう、だから「掛け算」。

 

たとえば、映像制作というスキルや経験。
撮影機材が安価になり、スマートフォンの精度も上がり、編集ソフトが誰でも使える時代になった今、映像制作会社や映像クリエイターの消費期限は、本当に短くなりました。映像だけで生き残っていくのは、簡単ではありません。

 

そのときに「映像」×「職人(伝統工芸)」と掛け算してみると、『=ニッポン手仕事図鑑』という新鮮なプロジェクトが生まれるわけです。プロジェクトが生まれることで鮮度は上がるし、成長もできるし、ブランディングもできる。ただ、すぐに腐るわけありませんが、その鮮度にもやっぱり「期限」はある。だから、そう遠くない未来には、新しい掛け算をする必要はあるわけです。

 

僕は今、ある地方自治体に、ひとつのプロジェクトを提案しています。
そこには6人のプロフェッショナルにかかわっていただく予定なのですが、その6人は全員、掛け算でその人のスキルや個性を表現することができる。そして、その6人はきっと1~2年後には、また新しい掛け算をして、ひとりの人材としての鮮度(=新しいポジション)を保っているだろうと予測しています。

 

僕はそこまでの特筆すべきスキルもないので、とにかく「掛け算」をしまくっています。そんなふうに発想することで、自分を少しずつ成長させていくことができるし、自分の個性もブランド力も、少しずつ確立できるようになるからです。
なのでぜひ、自分のスキルや経験を掛け算をしてみて、「あれっ、これはちょっと新しいかも」というものを見つけてもらいたいと思うのです。そう、きっとそこから、新しい価値=鮮度が生まれるはずですから。