自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

運は「粘り」で、できている

2014年の10月から毎日更新を続けているこのブログ。
その毎日更新がリアルに途絶えそうだった日が、1日だけありました。それが、ニッポン手仕事図鑑を立ち上げて、2年目に開催した感謝イベント『えん会』の当日。あの日、どうしても事前にブログを書く時間が取れず、二次会の会場をちょっと抜け出し、焦りながらバーっと記事を書いた記憶があります。

 

あれから、2年半。
目黒雅叙園という素晴らしい場所で、あの日の『えん会』よりもさらに大規模な、『ニッポンものづくりフィルムアワード』という楽しいイベントが開催できたことを、本当に嬉しく思います。

 

ニッポン手仕事図鑑という新規事業の立ち上げたのために、会社から与えられた予算はたった5万円。自費で映像を撮り続け、「そんな活動が続くわけない!」と言われながら、歯を食いしばった4年半。そんな中で、全国から素晴らしい作品が集まる映像コンペティションを開催することができ、多くの協賛企業様にも応援していただき、審査員には個人的に憧れている松浦弥太郎さんをはじめ、映画監督の三島有紀子さん、タレントの加藤浩次さんなどが参加してくれました。この事実を、ニッポン手仕事図鑑を立ち上げたばかりの2015年のときの自分に伝えても、「いい目標だけどね…笑」と軽く笑われてしまいそうなことが、今日、僕の目の前で実現しました。

 

「ただ運がよかっただけじゃないの?」

 

耳をすませてみると、こんな声も聞こえてきたりします。
そう、僕も「運がよかったよなぁ」と思ったりします。でも、その運は、ただ待っていただけではありません。運を引き寄せるための行動を、僕なりに全力でしていました。

 

その行動とは?
それは、「自分が一番大事なことをぶらさず、無理に大きな花火をあげようとせず、地道に、丁寧に、そして粘り強く続けていく」こと。そこから目を背けなかったからこそ、応援してくれる人がひとり、ふたりと増え、その人たちの多大なる支えによって、ニッポン手仕事図鑑は育っていきました。やっぱり、これに尽きます。

 

運とは、ポンッとやってくるものではなく、「粘り」でできていて、ある程度の時間をかけないと、熟成しないものだと思うのです。だからこれからも、運を引き寄せるために、粘り強く、時間をかけていきたいと思います。今後もニッポン手仕事図鑑をよろしくお願いします。