自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

自分の「仕事術三箇条」を考えてみると、自分のスタンスが見えてくる

今、僕のかばんの中には、1冊の書籍と、1冊の雑誌が入っている。
それらを移動中や寝る前、休憩時間中に少しずつ読み進めている。その本は何か?『0秒で動け』と『BRUTUS(ブルータス)』だ。

 

最新号のブルータスはなかなか面白くて、「真似のできない仕事術 ~成功する人の3つのルール」というテーマで、世界の隈研吾さんやタランティーノ監督をはじめ、造園家や染色家まで、さまざまな職業の10人を取り上げ、それぞれの「仕事術三箇条」を中心に、その人たちの仕事術を掘り下げている。

 

誰が、どのような三箇条を挙げていたかはブルータスを読んでいただくとして、移動中の暇つぶしで「自分の仕事術三箇条はなんだろう?」と考えていたら、自然と3つのことが思い浮かんできたので、今日は備忘録的に書き残してみたいと思う。ではさっそく、僕の仕事術三箇条を。

 

『考えて、答えが出ないことは、やってみる』

仕事を推し進めていくとき、あるいは何か新しいプロジェクトを立ち上げるとき、僕は考えても答えが出ないことを“優先”して、着手することにしている。これは経験則での話だけど、どんなに一生懸命考えても答えが出ないことほど、学びが大きいのはもちろん、想像を超える結果が出せることが多くて、新しい人間関係や未来のチャンスにつながることが多いからだ。

 

『やりたいことに、素直になる』

僕は40代になる少し前くらいから、とにかく死ぬまでにたくさんの地域を見て、たくさんの工房をめぐり、たくさんの人と出会いたいという欲望が強くなった。日々旅をしている感じで、仕事をやりたくなった。そう考えると、普通は「そんなの、わがままだよな…」と思ったりするもの。でも僕は、やりたいことに素直に動くことにした。その結果、それがいくつも実現できたのだ。やりたいことに素直になって、実行するのも、ひとつのスキルだと思う。

 

『自分に「時間」を投資する』

これは、20代のときから大事にしていることのひとつ。お金はなかなか投資できないけど、時間は投資できる。何かをやめれば、自分の時間をつくることはできる。僕は、僕の周囲の人よりもほんの少しだけ、勉強や仕事に時間を積極的に投資してきたという自負がある。そう、その人たちが笑っていた時間に、必死になって勉強や仕事をしてきた。そのかわり、今その人たちが歯を食いしばっている時間、僕は笑っていたりする。時間の投資は、できるときにしておくもの。

 

以上が、僕の仕事術三箇条。
こんなことを大切にしながら、僕は仕事をしている。自分の仕事術三箇条を考えてみることで、自分のスタンスが見えてきたりもするので、なかなかオススメのワークだ。週末の暇つぶしにぜひ。

 

ちなみに、いつも読んでいただいている方は気づいていると思うけど、今日の記事はいつものように「ですます調」では書いていない。
「である調だけで記事を書いたら、読者の人はどう感じるんだろう?」とふと思ったら、すぐにやってみる。そう、日々“小さな実験”を繰り返してみるというのも、仕事術三箇条から漏れた、4つ目の仕事術だったりする。