自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

僕が50歳になったとき、40代の誰かに、素直に「頼りたい」と思わせてあげられるだろうか?

42歳の誕生日、たまたま出会った50代の男性は、僕に向かって2度、3度と、同じフレーズを伝えてきました。

 

何か(困ったことが)あったら、言ってね。遠慮しなくていいからね」

 

そして、僕が社交辞令かな? と思っていたところに、サッと携帯電話の番号を書いて、渡してきてくれた。

 

1時間程度の会話の中で、絶対にかっこ悪い生き方をしたくないという信念を持って生きてきたことがわかったので、僕が本当に頼ったとしたら、間違いなく意地でも何とかしてくれるし、自分でそう言った以上、頼られたら絶対に何とかするという覚悟を常に持って生きていると、僕は今、断言できます。そしてきっと、僕以外の人に対しても、同じように意地と覚悟で、困ったときになんとかしてあげてきたのだと思います。

 

僕はきっと、本当に困ったら、素直に頼りに行く。

 

そんなふうに、素直に思わせることができることがかっこいいと思ったし、それまで中途半端に生きていたら、そんなふうに思わせることはできないだろうなと、自然と思うことができました。

 

42歳にもなって、少しバカっぽいかもしれませんが、僕は常々、「かっこよく生きたい」と人にも言っては、自分に言い聞かせています。20代の頃の「かっこよく生きたい」とは少し意味合いが変化しましたが、30代の後半になってからはより一層、「かっこよく生きたい」という想いが強くなりました。

 

その男性とは、本当に偶然の出会いだったので、42歳の自分へのメッセージ(と、プレゼント)だったのかもしれないと、今は思っています。
50歳になったとき、自分は40代の誰かに、同じように言ってあげられるか。そして、本当に困ったら、素直に頼ろうと思わせることができるのか。これからの人生の大事なテーマが、またひとつ明確になりました。