自分の仕事は、自分でつくる

10年後の「自分」と「仕事」をつくる、行動力の磨き方

渋野日向子選手から学ぶ、「笑顔で戦える自分」のつくり方


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考具 ―考えるための道具、持っていますか?

ネガティブなニュースが日本全国に蔓延していた中、プロゴルファーの渋野日向子が全英女子オープンで優勝したニュースは、久々の明るいニュースでした。

 

二十歳で全英女子オープンを優勝するなんて、さぞかし順風満帆なゴルフ人生を送ってきたかと思った人も多いと思いますが、ニュースでも度々報道されていたように、最初のプロテストでは不合格…。2度目の挑戦で昨年の夏に、晴れてプロテストに合格してから1年後、全英女子オープンを制したというわけです。

 

もちろん、エリートであることには間違いないのですが、プロを目指す選手の中で、圧倒的な実力を誇っていたかというと、そうではない。全英女子オープンでの強気かつ正確なパットからは想像できないのですが、渋野選手はパットが苦手で、パットの練習も嫌いだったそうです。でも、プロテストに落ちたとき、「勝ち残っていくためには、パットを強化するしかない…」と、ある練習をはじめたそうです。

 

その練習とは、こんな感じ。
渋野選手はすべての練習が終わったあと、最後にグリーンへ行き、ピンを中心に円を描くように、1m、1.5m、2m、2.5m、3m、3.5m、4m、4.5m、5m…と、50cmずつ距離を広げながらボールを9個置き、1個ずつ打っていく練習をしていたそうです。3回はずしたら最初からやり直しで、渋野選手はこれが終わるまで帰らないというルールを設けていました。今では、早ければ30分程度で終わるそうですが、最初の頃は3時間以上かかることも多かったとか。それでも渋野選手はストイックに、この練習を続けたそうです。まさに執念。でも、このストイックな日々が、今回の栄光につながったのは言うまでもありません。

 

人は誰もが弱くて、自分に甘いもの。世の中、自分自身との戦いから逃げてしまう人がほとんどですが、勝ち残っていける人は「他者に勝つよりも先に、自分自身に勝つ」のです。そう、戦いの最中に、そして戦いの後に笑える人は、自分自身との戦いに勝った人なのです。

 

何が何でも、他人に勝とうとしたくてもいい。他人からのプレッシャーがキツかったら、逃げたっていい。でも、自分自身との戦いと、自分自身からのプレッシャーからは、逃げてはいけないし、負けてはいけないと思うのです。