僕のこのブログは、「あれっ、なんかちょっと、歯車が合わなくなってきたな…」と、少しモヤモヤしたり、くすぶりはじめる20代半ばから30代前半の読者をイメージして書いているのですが、実は学生さんが(意外にも?)多かったりします。
で、ある学生さんが「社会人になったときに、もう1度読ませたい記事」をまとめてくれたので(ありがたいことに、まだほとんど読者もいない頃の、ブログの開設当初の記事からピックアップしてくれたので)、電子書籍にでもしてみようかと考えているのですが、それらの記事を読み返していて、「まだ何者でもない自分に興味を持ってもらい、チャンスを与えてもらうために、“これ”は大事だよなぁ」と、改めて今日確信したことがあったので、書いてみたいと思います(ちなみに、お盆休みでアクセス数が減少傾向にあるので、いい記事になりそうな予感がある分、「今書くのはもったいないかなぁ…」と迷いましたが、このまま進めます…)。
スキルもない。
結果も出していない。
そんな何者でもない自分に興味を持ってもらい、チャンスを与えてもらうためには、「未来への可能性」を感じてもらうしかありません。
では、未来への可能性を感じてもらうためには、何が必要なのか?
僕は「インパクトのあるチャレンジ」だと考えています。
去年の10月以降に、僕が採用をして、入社してもらった4人の若者の話。
正直、まだ結果を残したり、他のライバルを圧倒するスキルを持っていたわけでもなく、即戦力とは言えなかった彼らですが、僕は彼らの未来への可能性を感じて、採用をしました。そう、彼らはそれぞれに「インパクトのあるチャレンジ」をしていたから。
そのチャレンジはいろいろとあるのですが、パパっと書くと、自分で写真展を開催してみたり、普通だったら撮りに行くことを躊躇するような場所で撮影をしたり、半年間住み込みでインターンをしたり、見知らぬ町に飛び込んでいき、プロジェクトを立ち上げたり、地元を応援するフリーペーパーを自費で発行したり…。それぞれに「やりたい!」とは思っても、なかなか実行することができないチャレンジをしていたのです。
こんなチャレンジができるなら、彼らはやれるだろうと、僕は期待を感じて、面接をはじめて10分くらいで採用を決めました。事実、壁にぶちあたりながらも、彼らは変わらずにチャレンジを続けてくれていますし、結果も出しはじめてくれています。そう、インパクトのあるチャレンジは、他者の心を動かすだけでなく、自分自身の心にも、勇気と強さを与えてくれたりもする。
結果を出すのは、難しい。スキルを上げるのも、難しい。でも、インパクトのあるチャレンジは、意外にできる。まだ何者でもない自分だけど、興味を持ってもらい、チャンスを与えてもらいたいと思うなら、今すぐにチャレンジをしてもらいたいと、僕は思います。