自分の仕事は、自分でつくる

10年後の「自分」と「仕事」をつくる、行動力の磨き方

人を動かすには、「余白(=物足りなさ)」を残すことが大事

今、読んでおくべき本【随時更新】

ビジネスを変える 100のブルーオーシャン

今日の午前中、「取材の勉強をさせてください!」と、今週末に農家さんへの取材を控えている3人の大学生が、オフィスを訪ねてきてくれました。

 

1時間とちょっと、「どうして私たちに、ここまでのノウハウを教えてくれるんですか?」と言ってもらえるくらいには、僕らなりの経験、テクニックや方法論などを、精一杯お話をさせていただきました。久々に自分の中に蓄積してきたものをバーっと出し切ったのですが、正直、何かを教えてあげたというより、逆に頭の中を整理させてもらったくらいで…。やっぱり、こういう時間はいいものです。ありがとうございました。

 

さて、今日はそんなあれこれとお話をさせていただいたことの中から、ひとつピックアップしてみたいテーマがあったので、書いてみたいと思います。そのテーマとは「人を動かすには、余白(=物足りなさ)を残すことが大事」だということ。

 

たとえば、みんなに知ってほしい魅力的な職人さんを紹介する記事を書くとします。
これでもかというくらいのボリューム満点の記事を書き、写真もたくさん掲載して、ついでに動画まで撮って、読者の方に届けるとします。もちろん、受け手である読者は大満足。その情報量に、“お腹いっぱい”になったりする。でも、これがある意味で、怖かったりするのです。どういうことか?

 

人は受け取った情報(の量、質)に満足してしまうと、興味が薄れてしまうことがあるのです。
ある職人さんが以前僕に、「私は、ワークショップはやらない主義なのです!」とお話をしてくれたことがあったのですが、それはワークショップをやってしまうと、そこで満足して、興味が薄れてしまい、その分野を深く知ろうとしたり、商品を手に取ろうとする“次のアクション”への意欲を奪うことがあるからだ、と。僕もこれには同意です。

 

できる限り、伝えよう! 届けよう! とすることは大事ですが、人を動かすには、「余白(=物足りなさ)」を残すことも大事なのです。
興味を持ってもらったうえで、物足りなさを感じると、「その人について、もうちょっと調べてみよう!」「その人がいる場所に、1度行ってみよう!」「その人がつくった商品を、1度手に取ってみよう!」と、次の行動へのエネルギーが生まれたりする。その行動を促すのが、質の高い情報発信だと僕は考えています。だからこそ、物足りなさが、人を動かすことがあるということを、常に意識をしています。

 

これもひとつの、情報発信のテクニックであり、考え方だよ! と今日は学生さんにお話をしたので、ここでも備忘録として書いてみました。ご参考までに。