自分の仕事は、自分でつくる

10年後の「自分」と「仕事」をつくる、行動力の磨き方

「罫線」を捨てよう! 「パワポ」も捨てよう!

いつの頃からだったかは忘れてしまったのですが、僕は「罫線」がある紙を使うことをやめました。
理由は、「罫線のある紙に書くとき、人は罫線に合わせて書こうとするので、思考の広がりが制限されるし、自由な発想が生まれにくい」と、ある人が言っていたからです。それを聞いたとき、「確かにそうだなぁ」と思い、僕はその日に罫線のある紙を、一切手放しました。

 

さらに書くと、僕は「ノート」も使っていません。その理由は、ノートも左端から、そして上から下に“書きたくなる”ので、発想が制限される気がするから。だから、僕はとにかく発想を広げたいときほど、最初の1文字目をA4用紙(ときにA3用紙)のど真ん中から書きはじめます。そこから上下左右、どちらに行ける余白をつくり、自分の思考を自由にしています。行きたいところへ、自由に行けるように。

 

罫線やノートを例に挙げましたが、無意識に「こうしたくなる」ものを前にすると、人は無意識に、自分の発想を不自由にしているときがあります。あなたにとって、無意識に「こうしたくなる」と思ってしまい、思考の自由を奪ってしまうものはなんでしょうか? 僕は万年筆が大好きですが、「万年筆は字をきれいに書きたくなるから、筆が進まない…」という人がいます。まさにそれが、自由を奪っているものです。

 

僕にとっては、「パワポ」もそうです。
ついついきれいにつくりたくなって、パワポのスペースに合わせて、文字数を調整したくなったり、見栄えのいいフォントを使いたくなる。そうすることで、何かの思考が制限されていくわけです。だから、まずは手描きで考えて、自分が言いたいことをまとめてから、清書をするだけにパワポを使っています。パワポも捨てよう! と書きましたが、僕は日々パワポを使っています。いつもお世話になっています。

 

これを使うことで、「自分が無意識に、思考や発想を制限してしまうアイテムはないか?」そんなことを考えてみると、意外な発見があるかもしれません。そう、僕が愛用していた、罫線のノートのように。