googleで「独り言が多い人」と検索してみると、関連ワードで「病気」という単語が出てきたりします。
僕は医学的なことは一切わからないので、何が病気で、何が健常であるかの判断はできないのですが、ある日偶然、ノッティンガム・トレント大学のクリストファー・アトキンという方の研究結果について書かれた記事を見つけて読んでみたところ、ある同じ作業に対して、黙って作業したときと、“独り言を言いながら”作業したときを比べてみた結果、独り言を言いながら作業をしたほうが、ミスが78%も減ったというデータが出た…と書かれていたのです。
なぜ、ミスが減ったのか?
僕自身もよくあるのですが、人は自分の考えを頭(心)の中に押し込めたままにしてしまうと、頭の中でさまざまな考えが混在して、思考がぐちゃくちゃになってしまったりします。でも、考えていること、思っていることを声に出すことで、目の前の課題や作業に注意が向き、集中力を高めることができるようになるそうです。それは書類を作成するなどのデスクワークだけではなく、体を使って何かを組み立てるときだったり、運転中の道の選択にも言えるとのこと。そう、あなたの目の前にいる「独り言が多い人」は、ミスをしないために、無意識に声に出しているのかもしれないのです。
もちろん、周囲の人に「うるさい!」と思われて、相手の集中力を奪うのは言語道断。でも、ひとり黙々と作業できる環境であれば、独り言を言い続けることで、集中力も上がり、ミスも減るかもしれません。興味のある方は、ぜひ試してみてください。