今、ポーラ・オルビスホールディングスさんとの共同プロジェクトで、伝統工芸関係のフリーペーパーを制作(6月発行予定!)しているのですが、そのプロジェクトのメインメンバーとして頑張ってくれている小黒くんの机に、懐かしい1冊の書籍がありました。
これ、2011年に発行されたものなので、もう8年ほど前の本になります。当時、仕事でお世話になっていた人からプレゼントしていただいたもの。懐かしい…。もう2年くらいお会いしていないので、久々に飲みに行きたいものです。
さて、本題です。
今日は「いい文章に触れるだけでは、文章は上手くならない」ということについて。
こういった優れたキャッチコピーを集めた本は数多く出版されていて、文章が上手くなりたいと考えている人たちが手に取るわけです。僕も20代の頃は同様の本をよく読んでいたのですが、その当時、文章を書くプロから、こんなアドバイスをもらったことを思い出しました。
「いいキャッチコピーを眺めているだけでは、上手くならないよ。だから、『このコピー、いいなぁ』というものを見つけたら、どんな企画書を書いて、どんなプレゼンをしたんだろう? と考えてみること。そのプロセスを経て、はじめてキャッチコピーを書く技術は上がるものだから」
僕はよく、文章力を磨くための基本的なトレーニングとして、「写経」をオススメしていますが、これはあくまでもリズムや言葉遣いを学ぶためのこと。それに対して、企画書やプレゼンを想像してみることは、考え方を学ぶことです。こちらも、当然重要。
いずれにしてもはっきりとしているのは、「いい文章に触れるだけでは、文章は上手くならない」ということ。さあ、まずは1本、素晴らしいキャッチコピーを見つけて、想像してみましょう。どんな企画書だったのか? どんなプレゼンをしたのか? お金を出したクライアントは、なぜこれに決めたのか? を。
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