自分の仕事は、自分でつくる

10年後の「自分」と「仕事」をつくる、行動力の磨き方

あの日の「公衆電話」が、プレゼン力とアドリブ力を鍛えてくれた

僕はたまに、「ボールを拾うのが上手い」と褒めていただけることがあります。
ボールを拾うというのは、もちろん野球のことではなく、クライアントとの打ち合わせや、あるいは社内の会議のとき、誰が発言をしても、そのボールをしっかりと拾う(=受け止める)ことができる、という意味です。

 

すべての発言に対して、アドリブですべてのボールを拾っているかと言えば、そうではありません。
決裁権を持つA部長が◯◯と言ってきたら、どう答えよう? 運営担当のBリーダーが△△と言ってきたら、どう答えよう? アシスタントのCさんが□□と言ってきたら…と、打ち合わせや会議中は、常に発言する相手と内容を想定をしながら、ぐるぐると頭をフル回転させています。それは完全に、癖になっています。

 

その癖は、いつはじまったのか?

 

振り返ってみたのですが、中学校時代までさかのぼりました。
今の中学生は好きな女の子(男の子)に連絡を取るとき、相手が確実に出るスマホに電話をかけたり、LINEを使ったりすると思います。でも、僕らの時代は家の電話にかけるしか(手紙という手段もありましたが…)、選択肢がありませんでした。だから僕らの時代の男子は、家を抜け出して、公衆電話から好きな女の子の家に電話をかけていたのです。

 

そのときに、考えます。
もし、お母さんが電話に出たら…、本人が出たら…、まさかのお父さんが出たら…、いや、部活の後輩でもある弟が出たら…と。友だちが好きな女の子の家に電話をかけるときも、そんなシミュレーションを一緒に考えてあげる“プランナー”をお願いされていたのですが、そのときも友だちとその子の関係性をふまえて、誰が出てきたら、どんなふうにボールを拾うか? を考えていました。

 

冗談のような話ですが、おそらくここから、“誰から、どんなボールが来るか?”を常に考える癖がつき、今のビジネスにつながっていると言えます。そう、あの日の「公衆電話」が、ビジネスマンとしての自分を鍛えてくれていた。

 

会議でいきなり思考をフル回転させて、ボールを拾おうとしても、それは難しい。自分の発言もしどろもどろになり、自分でも何を言っているかわからない…みたいなことが普通に起きてしまいます。だから、まずは、Aさんが…、Bさんが…、Cさんが…と、会議中に頭をフル回転させて、シミュレーション(妄想)してみる。それを続けるだけで間違いなく、ボールの拾い方は変わります。
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