自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

「個人ブランディング」は、一般人にはできないのか?

「個人ブランディング」または、「セルフブランディング」「パーソナルブランディング」というワードを耳にする機会が、少なからずあると思います。

 

それらができるのは結局、「一部の特筆すべきスキルを持ち、カリスマ性もあり、SNSを効果的に活用している“影響力ある人”でしょ?」と、考えている人がいますが、僕はそんなことは全然ないと考えています。

 

事実、僕の会社にいる映像クリエイターは今年、会社ではなく、個人指名で仕事が来るようになりました。もちろん、クライアントに「仕事をお願いしたい!」と思わせる実力を備えているのは確かですが、(この先、そうなる可能性もありますが)現時点ではライバルを圧倒するだけのカリスマ性があるわけでもなく、SNSをフル活用しているわけでもありません。

 

一旦、話を変えます。

 

僕にとって、文房具の伊東屋と、釣具のキャスティングの店員さんは、「ブランド力がある店員さん」です。
もちろん、そのお店の全員が全員とまで持ち上げはしませんが、僕の中でブランド力を持っている店員さんは、どんな質問をしても、丁寧にできる限りの回答をしてくれるし、話をしていても楽しくて、心地よい。「もっと安い価格で」「アマゾンでよくない?」なんて、全然思わない。そう思わせることも、個人のブランド力だと思うのです。

 

つまり、です。
弊社の映像クリエイターも、伊東屋やキャスティングの店員さんも、“自分ができる最大限の答えを、丁寧に”を返してくれて、“話をしていて楽しい”が共通点。そう、これからの時代の「個人のブランド力」とは、「丁寧さ」と「楽しさ」でつくられるものだと思うのです。そしてその先には、個人に対する「愛しさ」が芽生えてくる。

 

大事なのは、「愛しさ」と「楽しさ」と「丁寧さ」と。そう書きたかったので、最後に強引につなげてみました…。冗談はさておき、今の時代だからこその「個人のブランド力」は、誰にでもつくれると思うのです。