昼間に投稿したツイートの内容を、改めて整理して書いてみたいと思います。
今日、こんなことを書きました。
以前、フリーランスのクリエイターのギャラを、可能な限り値下げしようとする某ディレクターと、「ギャラはいくらがいい? じゃ、それでいきましょう!」と希望額を聞き、OKを出す僕を比べて、僕のことを「優しいですね」と言った人がいたのですが、全然そんなことはないのです。なぜなら、万が一相手を満足させる仕事ができなくても、某ディレクターには「ギャラを値下げされたから…」と、言い訳もできたりする。もちろん、1度引き受けた以上は、プロとして結果を出すべきではありますが…。
僕はどうにもならない台所事情がある場合を除いて、クリエイターの希望額を飲むようにしています。ただ、その代わり、言い訳はさせない。絶対に結果にコミットさせる。そう、優しくはないのです。ダメなら問答無用でやり直しをさせるし、場合によっては途中で切るし、2度と声をかけないこともあるので、もしかすると僕の考えのほうが、厳しいと評価する人もいるかもしれない…。
こんなこともあって、フリーランスへの優しさって、なんだろう? と、そんなことをここ最近考えていたところで、立て続けにこんな出来事がありました。
それは、フリーランスをチームに入れて、正式にプロジェクトとして動き出すことが決定していたにもかかわらず、間近に迫ってドタキャンされる(フリーランスを切る)ということが、2件続けて起きたのです。
クライアントサイド(間に入っている企業含む)は、「ごめんなさい…」で済むと考えていたのかもしれませんが、僕は「フリーランスも時間を抑えていて、その間の仕事も断っているので、キャンセル料を支払ってください」とお願いをして、実際に支払っていただき、3人のフリーランスにお支払いをしました。フリーランスだからと言って、気軽にドタキャンをしていいはずはないし、僕らは彼らがいることで、本当に助かっている…。
ギャラの考え方。
パートナーとしての付き合い方。
過剰にフリーランスにこびる必要はありませんが、対等な立場でもあるので、そこには「優しさ」が必要。もちろん、フリーランスサイドも、クライアントへの優しさが必要です。僕も正直、厳しいことを言うし、無理もさせるし、怒ってしまうこともありますが、やっぱり根底では「優しさ」でつながらないと、いい仕事はできないな、と。反省することは多々あります。
これは、フリーランスだけでなく、社員も同じ。「優しさ」と「厳しさ」については、考えていかないとダメだなぁ、と、明日からの関西出張の準備をしながら、ふとそんなことを思ったので、備忘録的に書き留めておきたいと思います。