自慢します。
僕は小学校2年生の頃に野球をはじめ、小学校3年生になってからずっと、四番バッター(時に五番バッター)を任されていました。他の地域のチームからもそこそこ知られる存在で、数えきれない数のホームランを打ちました(ま、そのほとんどがランニングホームランだったのですが…)。
その僕が、中学校2年生の頃、ある日突然監督から、足が速いという理由でスイッチヒッター(両打ち)になることを命じられました。右打席のときとは違い、バットにボールが全然当たらない苦悩。みんながフリーバッティングをしているときも、素振りとティーバッティングをただひたすらに続け、とにかく地道に、バットを振り続ける日々。なかなかつらい日々でした。それでも自分なりに必死に努力を続けて、最後の大会ではチームの首位打者になりました。
さて、自慢はこのくらいにしておいて…。
この「スイッチヒッター」になった経験が、僕の人生に大きな影響を与えてくれました。
なぜなら、長距離ヒッターから、単打狙いのバッターにならざるを得なく、打順も、求められる役割も変わる。もう、長打を求められる四番バッターの自分でなく、四番バッターへつなぐ自分にならなければならない。自分の持ち味を捨てること、自分のスタイルを変化させることを、受け入れなければならなかったのです。
僕は社会人になってから、何度も職場を変え、求められる役割も変わり、何度も肩書と持ち味とする強みを変えてきました。そんな変化に適応できたのは、きっとこのときの経験があったからだと、今は断言できます。
だから今、若い人に言いたいのは、自分が何よりも大切にしている強みだけに固執せず、相手が求める自分の強みを生かすことにチャレンジすること。そこでの経験がきっと、未来の自分の財産になるはずです。
さて…。
というわけで、打ち鳴らしましょうか。
右打ちでいくか…。左打ちでいくか…。
本日のお宿。
— 大牧圭吾|ニッポン手仕事図鑑 (@by_waterman) October 17, 2018
用があって呼びたいけど、
呼ぶ勇気が出ない…。
いろいろとすごいお宿に、
今日は泊まります。 pic.twitter.com/czwUr81HC1