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変化と進化ができる「余白」を残す

変化と進化ができる「余白」を残す。
個人的には結構これを強く意識しながら、個人の活動をしていたり、メディアをつくったり、会社経営にかかわっていたりしています。

 

進化と変化ができる「余白」って、どういうこと? と、「?」が浮かぶ人もいると思うので、ひとつ例を挙げてみます。

 

たとえば、「ニッポン手仕事図鑑」というネーミングと、「nippon-teshigoto.jp」というドメイン。
ニッポン手仕事図鑑を立ち上げて3年、動画メディアとして少しずつ成長していますが、これから先はもっと時代やニーズに合わせて変化して、進化をしていきたいと考えていますし、立ち上げた当初からそう考えていました。ただの動画メディアでは終わらないぞ! と。

 

だから、サイトのネーミングにしても、ドメインにしても、変化と進化をすることを前提に付けました。
「職人」や「動画(映像)」というネーミングやドメインにしてしまえば、職人以外を取り上げづらくなるし、映像というアウトプットしかできなくもなる。変化や進化の“幅”が限られるし、変化と進化のチャンスが巡ってきても、掴めないこともある。それだけはどうしても避けたかったので、変化と進化=可能性の幅を持たせたのです。

 

もしかすると1年後、ニッポン手仕事図鑑は動画メディアではなくなるかもしれない。ドメインは変わらず、サイトの名前すら変わっているかもしれない。それが“可能性”という名の余白です。何となく伝わったでしょうか?

 

これはメディアのネーミングやドメインだけでなく、会社経営にしても、個人の職種や肩書きにしても、同じことが言えます。
時代の変化、流行り廃りのスピードが早い今だからこそ、変化と進化ができる「余白」を残すことは、とても大事なことだと思うのです。