「自分の名前で本を出す」
それが人生最大の目標のひとつでした。その夢がついに叶います。
仲がいい人たちには、もう10年以上も前から「死んだとき、棺桶の中に自分の名前で出版した本と、大好きな万年筆と、お気に入りのノートを入れてもらいたいんですよ」と話し続けてきたのですが、何とか実現できそうです。もちろん、これで満足はしていなくて、つくりたい本はいろいろとあるので、もう1冊、2冊と出版できればいいなとは考えています。
ちなみに今回は著者としての出版ではなく、監修者なので、印税は入りません…。なので、私ひとりが潤うことはありませんので、日本の伝統工芸の未来のために、子どもたちの職業の選択肢を広げるために、ぜひ購入して、たくさんの子どもたちに見ていただける機会をつくってもらえると嬉しいです。
と、今日は正直、ただの本の宣伝なのですが、ひとつ考え方みたいなものを書き残しておくと、棺桶に持っていきたいものを考えてみることで、自分のスタンス、生き方みたいなものが見えてきたりします。それが自分の心を支える“芯”となり、心が弱っているときに支えてくれたりするのです。
かなり自己流な考え方なので、自信を持ってオススメはできませんが、人生を終えるとき、棺桶に何を入れてもらいたいか。めちゃくちゃ暇なときにでも考えてみるのも、悪くはない時間の使い方だと思います。
最後に、もうひとつ告知です。
ニッポン手仕事図鑑の新作映像を大型スクリーンで楽しめる出版記念イベントを予定していますので、お時間がある方はぜひ!