「儲かるという字は、信じる者と書く」
いつだったかテレビで、富士そばの社長さんがおっしゃっていた言葉です。
ここ最近、規模の大小や自分との関係性を問わず、さまざまな経営者の方とお話をさせていただく機会があるのですが、この言葉の真理みたいなものを、痛いほどに感じていたりします。
同じくらいに厳しい状況に置かれていた経営者でも、一緒に働く従業員や自分たちのビジネスを信じ、この先に思い描く未来を信じることができた経営者は、苦しい状況から業績を復活させることができている。逆に、信じることができずに、自分自身や仲間も、自分の会社のビジネスモデルさえも疑うようになってしまっている経営者は、業績がどんどん悪くなっている…。私の周囲では例外なく、そうなっています。
もちろん、ビジネスは「信じる」「信じない」だけで語れるほど、単純なものではありません。さまざまな要因が複雑に絡み合って、業績に結びついています。それはわかっています。
でも…。
「儲かるという字は、信じる者と書く」は、業績を左右するさまざまな要因の中でも、結構大きな割合を占めていると、個人的には思っています。
疑うことは、楽です。でも、信じることは難しいし、とても苦しい。
だから、仲間や自分が思い描く未来を信じられる人は、“目立つ”のです。目立つから、応援してくれる人や一緒に頑張ってくれる仲間、仕事やチャンスが集まってきて、結果的に儲けられるのです。
家族を養っていくためにも、楽しく働いていくためにも、儲けなければなりません。だから私は、自分が思い描く未来や大切な仲間を、心から「信じられる者」になりたいと思っています。まだまだ、心が弱かったりしますが…。