以下の投稿、「いいね」だけでなく、リアルな反響も多数いただいています。
これを書いたのは、ニッポン手仕事図鑑のチーフカメラマン(中央)であり、映像事業部を一緒に立ち上げた唯一の仲間。
もともと文章を書くことが得意ではなかったのですが、人の心にちゃんと届く文章が書けるようになってきたと思います。でもどうして、それができるようになったのか?
そこに、近道はありません。
まずは自分でメッセージを発信する。反響がなければ、どうしてだろう? と考え、反響があっても同様に、どうしてだろう? と考える。そして、シェアやコメントをしてくれた人たちの声に、素直に耳を傾けて、投稿する前には私に「これ、不快にならないですかね? 意味わかりますかね?」と何度も聞いてきたりもする。そこまで真面目にやらなくても…というくらいに。これができる人はなかなかいませんが、何よりも大事なことです。
そして、もうひとつ。
大きく変わったのは、「うまく書こう」とかっこつける気持ちよりも、優しくしてくれたあの人や、一緒に頑張っているあの人のことを思い浮かべながら、書けるようになったこと。撮影で疲れていたと思いますが、帰り道の新幹線の中でスマホを片手に、一生懸命文章を紡いでいました。あの人のことを思い浮かべながら…。
かなりハードなスケジュールだったので、新幹線で一眠りしたかったくらいに疲れていたと思いますが、「あの人に想いを伝えたい!」という気持ちが勝ったんだな、と。
それが伝わってきたことが、個人的には何よりも嬉しかった。
誰かの心に届く文章、伝わる文章は、上手い文章ではありません。思いが込められている文章です。
冒頭にも書きましたが、そんな文章が書けるようになるための近道はありません。何度も文章を書いて発信して、相手の反響を受け止める。そして、相手のことをちゃんと想う。それだけ。
一流と呼ばれる人の多くが、才能より継続、クオリティより継続と、継続することの大切さを説いていますが、伝わる文章が書けるようになるためには、継続するしかありません。
すべての仕事において、文章は欠かせません。個人的には文章は仕事で何よりも大切なものだと思っています。だから、書くことを続ける。チーフカメラマンがさらに魅力的なクリエイターになることを確信した、鹿角での1泊2日でした。