「都会から地方に移るとしたら、どこに住みたいか?」
NPO法人 ふるさと回帰支援センターが発表した「2014年版 ふるさと暮らし希望ランキング」に関する記事が、朝日新聞デジタルに掲載されていました。
ランキング結果は以下のとおりです。
1位 山梨県(2)
2位 長野県(1)
3位 岡山県(3)
4位 福島県(4)
5位 新潟県(12)
6位 熊本県(5)
7位 静岡県(―)
8位 島根県(14)
9位 富山県(7)
10位 香川県(9)
*()内は前年の順位
このランキングについて何かを語ったり、どこのエリアに、どんな魅力があるか、という話はしません…。
ではなぜ、このランキングの記事に注目したか。
お仕事をさせていただいている雑誌「TURNS」だったり、ニッポン手仕事図鑑の仕事を通して、ランクインしている県の話を聞く機会が増えてきたと実感しているからです。なぜ名前を聞く機会が増えてきたかを考えると、それは住みやすい町づくり、雇用の促進、地元の魅力を発信していく活動などを、地道に地道に積み重ねているからです。その結果、一般の方からの注目を集めるようになりました。この「地道」な活動の積み重ねが大切だということを言いたかったのです。もちろん、他の県が何もしていないとはいいません…。
本題です。
企業や自治体、あるいは個人を問わず、地道なことを面倒くさがり、嫌い、避ける傾向になってきていると強く感じています。企業でも何かひとつの商品やサービスで一発逆転を狙ったり、自治体ではB級グルメやゆるキャラで大当たりを…とでもいったように。個人でも「短期間で高収入、遊んで暮らす!」なんて。
一発逆転を狙うことを否定するつもりはありませんが、それは地道に積み上げてきたものがある中での話だと思うのです。一発逆転「だけ」を狙い、地道なことから逃げる企業、個人が少なくない。それはやっぱり、違うと思います…。というか、そんなことはまずあり得ない。
当たり前のことを、当たり前に。やるべきことを、地道に。その結果として、大きなチャンスが巡ってきたり、一発逆転が起きたりするのではないでしょうか。
「地道」は大切です、本当に。その上で狙いましょう、大ホームランを!