今日はある後輩の話を書きます。その後輩はこの記事を読んで、苦笑することでしょう…。笑いながら読んでください。
超行動派で、やると決めたことは周囲が「ストイック過ぎる…」というくらいの姿勢で取り組み、着実に成長してきた後輩がいます。その後輩が今まで勤めていた会社を辞めて、今年新しいフィールドに飛び出しました。夢にまた一歩近づいた仕事ができると、張り切ってスタートを切りました。
しかし…。
自分でも与えられたチャンスをガッチリと掴む自信があり、周囲も期待に応えてくれると安心していたのですが、本人も周囲も、「あれっ、何かおかしい…」と。
超行動派にもかかわらず、なかなかアクションが起こせない。スピードがまったく上がらない。焦りは募るばかり…。でも、その理由が本人にもわからず、パニック状態に陥っていました。
これはマズいということで、後輩と一緒にじっくりと時間をかけて、何がパニックの要因になっているのか、行動する上でのブレーキになっているかの棚卸しをしました。小さな要因もいくつかあったのですが、「ひとつのある大きな要因」が本人を苦しめていたことがわかりました。
それは「失敗ではないことを、失敗だと思い込む」。
少し大げさに言うと、本人が「この失敗はしてはならない」「この失敗をしたら、二度と取り返せない」「もう誰もチャンスをくれない」と思い込んでいたことが、周囲にとっては「えっ、そんなの失敗じゃないよ」「ダメだったら、もう1回やればいいだけのこと」「そのつまづきはむしろ、今後必要な経験になるんじゃないの?」ということだっただけです。
つまり、失敗を恐れるというレベルの問題ではなく、失敗の定義を完全に間違えていた。
結果から言うと、その定義をしっかりと整理できたことで、伸び伸びと働く、いつもの超行動派の彼に戻りつつあります(まだ完全ではない…)。でも、たぶん大丈夫だろう、と。1ヶ月間であまり成果を上げられなかったのに、この1週間でいくつもの成果を上げられたようなので。
人ってちょっと視点を変えたり、心の中を整理することで、大きくも変われる。言い方を変えると、視点を間違え続ければ、人生はとんでもない方向へ行くこともあるな、と。
その後輩は新たなスタートを切ってから1ヶ月、大きなアクションを起こしたわけでもなく、何も失敗もしていないのに、「もう地元に帰ることも考えていたほうがいいのかもしれない…」なんて考えていましたから(笑)。そんな真面目過ぎる後輩が、大好きだったりするわけですが。
ま、これからも頑張りましょう!
「小さな要因」については、個人的に「中小企業病」だと呼んでいるものでした。そんな話もまたどこかで。