以前も紹介した川村元気さんの著書「仕事。」。一時代を築いた方々の言葉だけあって、どのインタビューにも重み、深み、凄みがあります。一読の価値あり、です。
そんな中でひとつ、グッときた言葉をひとつ紹介します。篠山紀信さんの言葉です。インタビューの最後に、篠山さんはこんなひと言を残しました。
「仕事なんて昔話を聞くより、一緒にやっちゃったほうが、よっぽどずっと学べるよ」
やっぱり、そうだよなぁと、思わず頷いてしまいました。
以前、商談をまとめる交渉力がめちゃくちゃ長けている人に、いろいろと教えてもらったことがありました。「相手との距離を縮めるためには…」「厳しい局面では…」と、本当にあったシーンを再現しながら、わかりやすく丁寧に教えてくれました。もちろん、ものすごく勉強になったのですが、ただ正直、ピンと来ないところもあり…。なので、アポ取りや資料づくりなども何でもするので、一緒に仕事をやらせていただきたいとお願いをし、了承を得ました。
結果、得られるものが、全然違うことを知りました。まさに、「百聞は一見にしかず」です。
ここ最近、新しい出会いが増えた分、話を聞く機会も増えました。が…、昨日の出来事でも、それは昔話。一緒にやっちゃったほうが、ずっと学べる。最近は昔話を聞くだけで終わらせてしまっていたので、「この人に話を聞きたい!」と思った人とは、どんどん仕事をさせてもらおうと。たとえ、1円にもならなかったとしても…。
こなす、儲かるではなく、自分がひとつ上にいける仕事。そんな仕事に出会いたいと思わせてくれた、篠山紀信さんの言葉でした。