経営者が「怖い」会社は多々あります。
怖いとは、文字通りの恐怖という意味もありますが、
今回のテーマの「怖い」の定義とは、
「誰も本音を経営者に言えない環境」ということです。
物静かで、社員の声に耳を傾けようとする経営者でも、
周囲の経営者や管理職が(保身のために?)威圧的な態度を取ることで、
その下の従業員が本音を言えない社風になることもあります。
ここ最近、外部から眺めていて、
仕事の詰めが甘い、あるいは質が低いと感じた企業は、
そんな経営者が「怖い」=社員が本音を言えない共通点がありました。
東日本大震災後、仕事に対する考え方は大きく変わりました。
生活のため、お金を稼ぐための仕事ではなく、
仕事は人生を豊かにする、人生を充実感を持って生き抜くためのものだと、
多くの人が思うのようになったのではないかと思います。
「人材不足」が深刻になってきている今、
安定や給与だけ見直しても人は集まっても来ませんし、
たとえ集まっても、すぐに辞めてしまうでしょう。
経営者が「怖い」会社は弱く、脆いと思います。
自社はどうか、1度じっくりと冷静にジャッジしてみてはどうでしょうか。
ジャッジの方法はいくらでもあります。