「話を聞かない経営者が多い」という話はよく聞く話です。
社員や外部パートナーの話を聞かないので、
いいアイデアが目の前にあっても、
何だかんだと理由をつけて、それを受入れることができず、
大きなチャンスを逃してしまう…。
そんなふうに言われてしまう経営者も少なくありません。
そういった経営者が多いからか、
ビジネス書などでも「聞く力」の大切さを説いてあったりするので、
話を聞かない経営者を反面教師にした、
「話を聞きすぎて失敗する」経営者も多いような気がします。
中小企業の経営者周辺には、同じ経営者の先輩やコンサルタント、
会計士や弁護士など、メンターとなる人物が多く集まります。
そんな方々の声に耳を傾けつつ、従業員の声にも耳を傾けるため、
考えや意見が割れて、どうしていいかわからなくなってしまうのです。
挙句の果てには、全員の意見を合わられないかと無駄に悩んだり…。
それで結局、何も決断ができず、行動が遅れてしまい、
結果的には話を聞かない経営者同様、チャンスを逃してしまうのです。
いろいろな意見に耳を傾けつつ、最後は自分が決める。
その覚悟や決断ができないのであれば、従業員に決断を任せて、
最後の責任は「すべて自分が取る!」と宣言したほうがうまく行きます、きっと。
もちろん、うまく行かなくても従業員のせいにしてはいけません。
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