今日はホームページや企画書を作成するときによく起こる、
ものすごく基本的な失敗の話です。
この厳しいご時世、
どうしてもすぐに契約をしてもらいたいがために、
(あるいは今日にでも商品を買ってもらいたくて)、
「自画自賛」全開のホームページや企画書をよく目にします。
誰でも一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
そうであるばかりか、「焦り」すら見えてしまうものもよくあります。
しかし、ホームページや企画書を作っている本人
(経営者や従業員、あるいは周囲の外部業者)は、
「この企画書は悪くない!」と思っているケースは多いです。
というよりも、客観的に見ることが判断がしずらいので、
これはある意味で仕方がない話です。
では、そうならないためにはどうすればいいか。
一番手っ取り早いのは、客観的な立場の、
ズバッと辛口を言ってくれる人にアドバイスを求めることです。
それが難しい場合は、「客観的な評価」を入れてみるということです。
例えば、ある家具があるとします。
椅子の良さをただひたすらメッセージするだけのホームページは、
売り手側の「自画自賛」になりがちですが、
一級建築家からの目線で商品の魅力を語ってくれれば、
それは「第三者目線の、客観的な評価」であり、
読者はその声には聞く耳を持ってくれる可能性が高くなります。
野菜なども「無農薬」「有機栽培」などというメッセージも効果的ですが、
生産者がどのような想いを込めて作っているかが加わると、
その野菜そのものが与える印象は大きく変わってきます。
どの会社が導入している、どのくらいの実績がある、
誰が使っている、こんな人が褒めている、こんな賞を受賞している…。
商品やサービスがひとつでも売れているのであれば、
必ず「第三者が評価」してくれているはずです。
今、目の前にある自社のホームページや企画書を、
ざっと眺めてみてください。
売り手目線のメッセージが多いかもしれません。
そして、客観的な評価がまったくないかもしれません。
「第三者目線の、客観的な評価」を発信していきましょう。
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