今日はあるふたつの企業のお話を。
そのふたつの企業はともに10〜20年の歴史があり、
一時は社員数も30〜50名を超えていました。
しかし、社員がひとり、ふたりと去っていき、
一社は経営者がたったひとり、もう一社は数人規模まで減りました…。
以前に書いた「一緒に仕事がしたくない」という記事が
思いのほか反響があったのですが、
一緒に仕事がしたくない経営者は世の中に多いのだと思います。
ただ、上のふたつの企業の経営者も30名以上の社員を雇っていた時代があり、
「一緒に働きたい経営者」と思われていた時期もきっとあるはずなんです。
なのに今は…。
なぜだろうと考えていても答えが見つからなかったので、
あえて少し距離を置いている人から、
その経営者の印象を聞いてみると…。
すると…。
「自分勝手」「話を聞かない」「感情的」「お金に余裕がない」
という4つのキーワードに集約されました。
そのときに、ハッと気がついたことがあります。
私もそのふたりの経営者と日々お付き合いをさせていただき、
時に「かなりのダメージ」を与えられることもありますが、
基本的には魅力もあり、いろいろな学びが得られる人なんです。
*これを読んでいたら、わかってしまうかな…。
でも、確かに私自身も、
「自分勝手」「話を聞かない」「感情的」という印象も持っています。
結局、魅力があるのか、ないのか?
わかったのは、魅力は確かにあるのですが、
「お金に余裕がない」とき=月末の請求書発行の時期や入金のタイミングなどに、
「自分勝手」「話を聞かない」「感情的」なり、その印象が強烈すぎるのです。
「お金に余裕がない」ときは、人柄さえも変わっているような印象になる。
「お金」のことでピリピリするのは理解できることですが、
そんなときこそ、意識的に(むしろ強制的に)社員の前では機嫌よく接する。
それが無理なら、出張などで人に合わないようにする。
「お金」のピリピリが生み出す表情や態度は、
自分が思っている以上に悪印象になっていたりするのです…。