今日のテーマは、
「こんな方法で価格競争から抜け出すという手はあるな」と、感じたことを。
私はいろいろな方のポッドキャストを聞いているのですが、
そのうちのひとつに「石原明の経営のヒント+(プラス)」という番組があります。
リスナーからの質問に、経営コンサルタントの石原明さんが答えていくという番組です。
ある回の放送で、リスナーからこんな相談がありました。
「新サービスをリリースしたが、『有料ならいらない!』と顧客に言われた」と。
そこで石原さんは、
(リスナーの新サービスの内容がわからない中でお答えになっているのですが)
「無償で提供して、本業のサービスの価格は一切値下げしない」とアドバイス。
つまり、「収益を上げるポイント」と「顧客が自社を選ぶポイント」を
分けて考えてみましょうと提案されています。
「差別化をお金を使わないでやる」という表現もされていましたが、
確かにそのような考え方で他社との差別化を図り、
価格競争から抜け出している企業はあります。
ものすごく魅力的な、これでお金を取りたい!と思うくらいの、
「無償サービス」を考え、リリースするというのは戦略のひとつです。
今、仕事をお手伝いしているテレマーケティング系の企業も、
自分たちでは大したことのないサービスだと思っていたものが、
クライアントに提供してみると、
ものすごく感謝されたというケースがありました。
大きな金額を投資したり、初期投資として大きな負担を負わなくても、
「無償サービス」として提供する価値のあるものが、
自社に眠っている可能性もあります。
(ただ、内部でその価値を見出すのは難しいのですが…)
そういった顧客に対して価値のある「無償サービス」を開発する、
あるいは自社で眠っているものを掘り起こすことができれば、
他社との差別化を図れるどころか、
価格競争から脱却することもできるかもしれません。
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中小企業経営者の愚痴や悩みを聞かせていただいています。匿名でどうぞ。