素晴らしい本と出会うと、
人に勧めたくなって仕方がなる性分です。
今までたくさんの素晴らしい本と出会いましたが、
これまで一番多くの人に勧めた本は、
指南役さんの『「考え方」の考え方』。
かれこれ30冊は売上げに貢献していると思います。
企画の考え方の地力をつけるのに最高の本で、
アイデアを生み出すヒント(考え方)がたくさん詰まっていますが、
その中でも本を勧めた人たちにもっとも反響があったのが、
「ルビッチならどうする?」という考え方。
名作「アパートの鍵貸します」の映画監督、
ビリー・ワイルダーの書斎に貼られた紙には、
「ルビッチならどうする?」と書かれていたそうです。
ルビッチとはワイルダーの師匠である映画監督。
ワイルダーは筆が止まると、その貼り紙を眺めながら、
「ルビッチならどうする?」と、
解決の糸口を見つけていたそうです。
*あの大好きな三谷幸喜さんも「◯◯ならどうする?」と、
同じことを実践しているそうです。
ちなみに三谷さんの◯◯は…ぜひ本をお読みください。
今まで幾度となく、あらゆる人で実践してきました。
「指南役さんならどうする?」
「小山薫堂さんならどうする?」
「松浦弥太郎さんならどうする?」
憧れる方の名前を入れ替えるとあら不思議、
同じ課題でもさまざまなアイデアが出てくるのです。
この「考え方」に何度救われたか…。
『「考え方」の考え方』を紹介した人たちもまた、
そうやっていくつものアイデアを生み出していました。
憧れの人でも、すぐ目の前にいるメンターでも、
ライバル視している同僚でも、誰もオーケーです。
企画に行き詰まったときに、自分を救ってくれる呪文とでもいいましょうか。
アイデアや企画が浮かばなくて悶々としたときは、ぜひ。
「◯◯◯◯ならどうする?」