「宛先のないラブレターは、怪文書」
僕はブログネタ(とも言えないちょっとしたこと)をスマホのメモにストックしておくのですが、今日そのメモを見返してみると、冒頭の一文が書かれていました。
誰かが言っていたひと言をメモしたものだと記憶しています。
企画書やお問い合わせメールも、ラブレターである。
これは僕の持論であり、これまでの上司や先輩たちからの教えでもあります。
世の中にあふれる企画書やお問い合わせ(アポイントの依頼)メールには、宛名が書かれていないのは言語道断ですが、誰に宛てたものかすらわからない内容のものが多かったりします。事実、ここ最近僕宛てに届く企画書やメールのほとんどが、“怪文書”です。
皆さんは、ラブレターを送りまくり、誰かが付き合ってくれたらOK! という人を信用するでしょうか。
プライベートではそれをやらないのに、仕事では自分の名前と会社名を晒しながら怪文書を送り続けることに、もう少し慎重になったほうがいいのでは? と思うことが多々あります。「信用」は気付かないうちに失っているものですし、“失ったことに気付けない”ものが、「信用」だと思うのです。
とはいえ、僕が完璧にできているか? と聞かれたら、自信を持って即答で「イエス!」と言えないのも事実。気をつけてはいるものの、無自覚に怪文書を送ってしまっていることもきっとある。せっかく送るなら怪文書ではなく、自分の思いを込めて、ラブレターを届けたいものです。