「SNSのフォロワーの増やし方」
そんなテクニック(っぽいもの)を披露して、「いいね」を稼ぎ、フォロワーを増やしている人がいます。
まあ、それはそれで参考になり、ビジネスで活かせることもある。だから、否定するつもりはありません。
ただ、まだ社会人としての経験も少なく、コミュニケーション力の基礎も身についてない若い人たちに僕が伝えたいこと。
「テクニックから覚えると、ろくなことがない」
それは、コミュニケーションに限ったことではありません。何よりも先にテクニックに目が行き、テクニックで何とかしようという癖がつくと、基礎を磨くという努力ができない体質になる。やっかいなのは1度こうなってしまうと、なかなか体質改善ができない。20代でそうなってしまうと、致命的です。
たとえば、僕が日々携わっている映像制作も同じ。
撮影や編集のテクニックから入り、そこばかりに目を向けていると、大切なことを見失いがちになる。映像において何よりも大事なのは、被写体とどう向き合うか? であり、その映像で何を解決したいのか? どんな目標を達成したいのか? を考えることです。テクニックから入ると、ここを見失ってしまうのです。
SNSで通用したテクニックが、リアルで通用しないこともある。リアルではマイナスの方向に働くこともある。テクニックを無駄だとは言いませんが、まず学び、実践していくべきは、SNSでもリアルでも役立つコミュニケーションの基礎。まずはそこからです。フォロワーの増やし方なんて、一番最後に覚えればいいのです。