自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

1個売れたら「希望」になるけど、0個だったら「絶望」になる

「1個売れたら『希望』になるけど、0個だったら『絶望』になる」

 

これは先日、僕がチーム内でのミーティング時に使った表現です。無意識に自分の口から出てきて、自分で言っておきながらハッとしたので、すぐにメモをしました。

 

僕らは現在、全国の産地からオンライン(ECサイト)での販売について相談を受ける機会が増えてきました。ECサイトを構築する仕事が本業のひとつでもあるので、仕事として受けることもできるし、「売れない…」と悩んでいる企業へのアドバイス(コンサルティング)もやっていたりする。だから、できると言えば…できる。

 

でも、だからこそ言えるのですが…。
正直、こういう仕事を本業としている人たちは、売れなかったときに言い訳なんていくらでもできます。だから、引き受ける前に結果(売上げ)が出ないとわかっていても、引き受ける企業もあるのです。もちろん、依頼をいただいて、求められたECサイトを構築しているわけなので、まったく問題はないのです。

 

ただ綺麗事ではなく、ニッポン手仕事図鑑はそのスタンスではやりたくない。

 

特に産地、職人さんが関わることでは、仕事を受ける受けないを軽々しく決められません。売上げの責任を持てる部分まで関わらせていただけたらその責任までを背負ってお受けしますが、「とにかくECサイトをつくってください」と言われても、それはできない。事実、伝統工芸のECサイト構築もコンサルティングも、せっかく依頼してくださったにも関わらず、お断りしたケースがあります。

 

なぜなら、1個売れたら『希望』になるけど、0個だったら『絶望』になるからです。

 

リアルでの販売機会を奪われ、観光需要も低迷している中で、オンラインでの販売は産地の頼みの綱だったりする。そこでひとつ売れたら「よし、やろう!」となりますが、もしひとつも売れなかったら「もうダメだ…」とモチベーションが下がったり、廃業の決断につながったりもする。そのくらい真剣に取り組まないといけないことなのです。だから慎重にもなるし、結果を出すことにシビアになる。

 

さて、ここまで職人さんのことについて書きましたが、これは人材育成などでも同じです。
ひとつできたら、ひとつ結果を出せたら「希望」になるけど、ひとつもできず、結果も出せなかったら「絶望」になる。最初のひとつまで、しっかりと伴走する。伝統工芸も人材育成も、同じなのかもしれません。