自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

「頭」で書いて、「心」でチェックする

企画書、キャッチコピー、プレゼン用のスライド、メール、SNS、社内資料…。
「文章離れが進み、時代は映像や音声だ!」と言われる時代の中で、意外にも文章を書く回数や量は減っていなかったりする…いや、むしろ増えているという人も多いのではないでしょうか。

 

僕も普段の仕事の中で、文章を書くことが多いですし、社内外を問わず、誰かが書いた文章をチェックすることも少なくありません。その僕が普段から意識をしていることを、今日はちょっと書いてみたいと思います。

 

『「頭」で書いて、「心」でチェックする』

 

文章は結局、“上手いかどうか”ではなく、“伝わるかどうか”です。
もっと言うと、読み手の“心が動くかどうか”が、何よりも大切です。上手くても心が動かない文章よりも、多少下手でも、心が動いた文章のほうがいい。僕がニッポン手仕事図鑑を運営するうえで、何よりもこだわっているのは、ここです。文章だけでなく、これは映像も同じ。

 

では、心が動く文章は、どうやったら書けるようになるか?
答えは簡単…ではありませんが、とてもシンプルで、自分の心を動かすシーン(回数)を、可能な限り増やすこと。ドキドキする回数を増やして、ワクワクする回数を増やす。そう、決して、文章の書き方の本を読むことではないのです。

 

自分が書いた文章をチェックするときは、頭でチェックするのでなく、心でチェックする。その感覚が何となくわかるようになってくると、選ぶ言葉が変わり、文体も構成も変わってくる…と、文章がなかなか上手くならない僕は、こんなふうに言い訳を続けていますが、でも、上手い下手よりも、心が動くかどうかのほうが大事だと思うのです。