自分の仕事は、自分でつくる

明日の仕事のヒントと、行動力の高め方

今、学生のみんなに、一番伝えたいこと

昨日と今日、長野市で映像制作の講座を担当させていただきました。


今回は本当、個人的にもかなりの(今年一番の?)学びがあったのですが、その中で改めて書いておきたいことがあるので、今日は学生のみんなに届くことを願って、書いてみたいと思います。

 

結論から書くと、「企業のブランドよりも、誰のもとで働くかを、とにかく大事にしてほしい」ということです。
昨日は撮影を学び、今日は参加者も講師も同じ素材を使って、みんなで映像編集をしたのですが、さすがのクオリティで仕上げてくれたメイン講師の良也くん(僕と一緒に、二人三脚で手仕事図鑑を立ち上げたビデオグラファー)と、サブ(ほとんどメインか…)講師であり、僕らの会社の新卒第二号で、良也くんの一番弟子の熊谷くんを2日間見ていて、僕が強く、本当に強く思っていたのは、誰のもとで働くかが、本当に大事なんだなということ。

 

熊谷くんは新卒で入社してから、まだ1年半。
それでもニッポン手仕事図鑑の最新作、南部鉄器の職人さんの映像をあれだけのクオリティで仕上げる技術を身につけることができて、映像制作の講師を務めるレベルになれたのは、技術だけでなく、“考え方”の部分も含めて、良也くんのもとで働いたからです。これは間違いない。

 

僕がすごく大事にしていることのひとつに、学生さんや若いメンバーには「答え」ではなく、「ヒント」を与えるということがあります。
答えを出してしまうと思考が停止してしまいますが、やはり答えは自分で出すべき。少し先を行く先輩が伝えるのは、「ヒント」であるべきなのです。良也くんも熊谷くんに対して、答えではなく、ヒントを伝えてきた。「最後は、自分で決めろよ!」と。

 

だからこそ、熊谷くんは考えることができるし、技術も習得できた。良也くんのもとで働いていなかったら、今の熊谷くんは存在していないのです。

 

「企業のブランドよりも、誰のもとで働くかを、とにかく大事にしてほしい」

 

自分自身の努力も必要ですが、自分の可能性を広げてくれる先輩も、未来を切り開いていくためには、本当に大事。皆さんがいい先輩に巡り会えることを願っています。