自分の仕事は、自分でつくる

10年後の「自分」と「仕事」をつくる、行動力の磨き方

“すぐに結果を出さなかった人”が、「代わりのいない人」になれる

今まで会社に貢献してきた人たちが、テクノロジーや若い人材の台頭によって、一気に自分のポジションを奪われていく…。そんなニュースを見ることが、最近は増えました。
だからこそ、今の若い世代の人たちの中には、今後自分の報酬やポジションを守るために、自分がやりたい仕事を続けていくために、「代わりのいない人材になりたい」と考える人が増えてるのではないかと思います。僕も、特に30代の前半の頃は、そんなことを強く強く思いながら、日々仕事や勉強をしていました(あのときくらいにストイックに勉強をしないと…と、最近はよく怖さを感じています…)。

 

その頃、僕がある人からもらったアドバイスをひとつ思い出したので、書いてみたいと思います。

 

「時間をかけずに出せた結果や、習得したスキルは、“相手もすぐに出せるし、習得できる”。つまり、すぐに自分の代わりが出てきてしまうということ。だから、大切なのは、時間をかけること。時間をかけて習得したスキルや結果が、『代わりのいない人』をつくるんだよ」

 

そのアドバイスをもらってすぐ、僕は自分が“強み”として考えていたスキルや実績を、紙に書き出してみました。

 

ゾッとしました…。
そう、時間をかけて積み上げてきたものが、何もなかったのです。

 

目に見える結果を早く出したくて、最短距離を選んできたのですが、考えてみると僕が最短距離で掴んだスキルや結果なんて、他の誰かも最短距離でつかめる…と、そんな当たり前のことに気付かされたのです。

 

もちろん、最短距離でたくさんのスキルを身に付け、経験を積み、結果を出すことも大事。でも、それ以上に、“時間をかけて得られるスキルや結果”を強く意識することが大事だと考えるようになりました。そのスキルを習得するまでの時間が短いと、その結果を出すまでの時間が短いと、あっという間に他者に追いつかれて、“代わりの人”が出てきてしまう…と、自分自身に言い聞かせながら、今、自分は何をやるべきか? を考えるようになったのです。

 

だから、僕はあえて、このブログもニッポン手仕事図鑑も30代の半ばから関わってきた仕事も、「時間をかけること」を重要視してきました。その結果、今の僕がさまざまな仕事をいただけるのは、“点”で見たスキルや実績を評価されてのことではなく、“線”で積み上げてきたプロセスから得た知識やスキルを評価していただいてのことです。

 

時間をかけること。丁寧に時間を積み上げていくこと。代わりのいない人になるためには、欠かせないことだと思うのです。そう、時間をかけてきたことこそが、代わりのいない価値を生み出すのです。

 

ちなみに以下は、このアドバイスをくれた方からの、また別のアドバイス。合わせてどうぞ。