明日の早朝、六本木ヒルズで月に1回開催されている「Hills Breakfast」というイベントに登壇します。
ここ最近、よく一緒にお仕事をさせていただいている製硯師の青栁貴史さんから「Hills Breakfastに、一緒に登壇してもらえませんか?」と打診されたことがきっかけです。僕は少しも迷わず、「やります!」と答えました。
なぜ、少しも迷わなかったか?
それは、瞬間的に「怖い…(逃げたい…)」という感情が芽生えたからです。
瞬間的に「怖い…」という感情が芽生えるということは、未知なることだったり、不得意なこと、自分が直感的に拒絶したいと思ったことだったりします。でもそれは、ポジティブに言い換えると、「今までにない経験をするチャンス」で、「不得意なことを解消できるチャンス」でもあるわけです。なので僕は、「怖い…」と思ったことは、迷わずチャレンジしてみよう! と、今年の行動計画に入れています。
正直、製硯師の青栁貴史さんは1時間近い、“間”を生かした講演が得意で、僕はどちらかというと、アドリブのトークセッションが得意。なので、「ぴったり20枚のスライドを、自動的に1枚20秒で流していく」という独特のルールがある「Hills Breakfast」は、青栁さんも僕も、苦手なジャンル。言うなれば、マラソンの選手が、100m走で勝負するようなイメージ。しかも、5組の登壇者が出演するイベントなので、僕らに“まったく興味がない人”も多い。それもまた、これまでのイベントと違うわけです。
「いやいや、怖いですねぇ…」と、一昨日もふたりで話をしていましたが、失敗したとしても、罰金を払えと言われるわけではないし、仕事がなくなったりするわけでもない。真摯に取り組めばきっと、信頼を失うこともないし、次のチャンスがゼロになるわけでもない。そう、実は何かを失うことは少なくて、経験だけが残るのです。だったら、やってみよう、と。
瞬間的に「怖い…」という感情が芽生えることには、迷わずチャレンジをしてみる。というわけで、明日は早朝から頑張ってきます!