チームのメンバーから、頼られる存在になりたい。
自分の心の中に、そんな思いが強く芽生えたのは、たぶん20代の後半になってから。自分に後輩や部下という存在ができてからです。いきなり脱線しますが、僕と一緒にニッポン手仕事図鑑を立ち上げたビデオグラファーにも、はじめての部下がついたのですが、意識って本当、本人の自覚がないところで変わるものです。劇的に変わりました。やっぱり、人は育てられるもので、自分“を”育ててくれる人は、実は「自分“が”育てている人」だったりするのです。これ、真理です。
さて、話を戻して。
頼り甲斐のある人って、どんな人だろう?
「リーダー」と呼ばれるようになったとき、そんなことを真剣に考えてみたことがあります。圧倒的なスキルを持っている人? 圧倒的な結果を出した人? いや、頼り甲斐となると、その答えはちょっと違う…。20代の僕がそのときに出した答えはとてもシンプルなもので、今もそんなには変わっていません。
そのときの答え? それは…、
「はっきりと意見を言ってくれる」
「迷っていることを決めてくれる」
「ごちゃごちゃしていることを整理してくれる」
でした。
シンプルだけど、大事なこと。でも、なかなかできないこと。僕が頼っている人は例外なく、この3つの条件が備わっていました。もちろん、最後まで部下を守り、逃げ出さず、投げ出さずに仕事をやり遂げる覚悟と強さも兼ね備えていたりはしますが、大前提として、この3つが備わっているのです。
自分自身もまだまだこのシンプルなことを追求していきたいし、これから上司やリーダーになる人にも追求してほしい。そんな願いを込めて、今日は書いてみました。
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