昨日、28歳の素敵な青年が、わざわざ時間をつくって、僕に会いに来てくれました。
ここではNくんとさせていただきますが、3年前からこのブログを読んでくれているコアな読者のひとりで、夏に開催した期間限定のオンラインサロン『オトナの夏期講習』にも参加してくれました。
3年前からブログを読んでくれているNくんは、ずっと営業職をやっているのですが、2年前にさらに自分を成長させたいと、実力至上かつ完全成果主義の(僕も名前は当然知っている)会社に転職をしました。Nくんにとっては大きな決断であり、挑戦だったと思いますが、短期的な成果と中長期的なファンづくりの間で揺れ動きながらも、とても真摯に仕事に向き合い、少しずつ結果を出しているようです。
たった30分程度の時間でしたが、情熱を持って仕事をしていることは伝わってきましたし、こんな素敵な青年が読者でいてくれるこのブログって、「実は結構イケてるんじゃない?」とさえ思わせてくれたNくん(感謝しかありません…)。そのひと言ひと言からにじみ出てくる情熱を感じながら、「またひとり、将来が楽しみな青年が増えたなぁ」と、本当にいい刺激をいただきました。
さて、そのNくんと話していて、意外だった話をひとつ。
Nくんが所属している会社は先ほども書いたように、実力至上かつ完全成果主義の会社。後輩の売上アップは、先輩の売上ダウンにつながる可能性すらあり、とにかく個人の売上が最優先される業界です。
でも、Nくんの先輩たちは、親身になって相談に乗ってくれて、ノウハウやテクニックも教えてくれるとのこと。正直僕は、(少し濁しますが…)Nくんを“育成する必要のない”先輩たちが、そこまでやってくれることが意外でした。
では、先輩たちはどうして、Nくんに対して親身になれるのか?
もちろん、Nくんの人柄もあるでしょう。僕にも見返りなど一切期待せず、ただただ教えてあげたいと素直に思える後輩がいます。
ただそれだけでなく、ノウハウやテクニックを後輩たちと共有することで、「もう、そのテクニックやノウハウは後輩たちに伝えたから、アドバンテージではない。自分もさらに進化しないと未来はない。だから、もっと勉強して、行動しよう!」と、自分を追い込んでいるんじゃないかと思うのです。Nくんの会社は、優秀な人がとても多いと聞く会社ですから、目先の売上を維持するよりも、未来の成長を選ぶ人が、きっと多いんじゃないかな、と。
与えることって、なんだかんだで結局は、自分に返ってくるものです。与えることで、与えた相手が自分のファンや仲間になり、一緒に未来を描けるようになる関係になることも少なくありません。
明日はクリスマス。「仕事のパートナーやクライアントが喜ぶプレゼント」について、ほんの少し時間をとって、考えてみてはいかがでしょうか? 僕は明日、夕方にお会いをするクライアントさんに、僕なりのノウハウを、クリスマスプレゼントとして持っていこうと思います。