「これ、本当に難しいなぁ…」と、頭を抱えながらやった仕事。そして、人前で話をすることが苦手だった自分に、話をまとめるコツを教えてくれた仕事。
それが、ラジオCM。
テレビのCMは、当然「映像」というビジュアルがあるし、新聞や雑誌、ポスターの広告は、「写真」や「イラスト」がある。もちろん、どちらも「文字情報」もある。そう、人の目(=視覚)にアプローチできるのです。
でも、ラジオCMは、「音だけ」で伝えなければなりません。
雑誌広告のコピーと書き方は全然違うし、映像のナレーションとも違う…。はじめてラジオCMのコピーを書いたとき、「あれっ、こんなんじゃ、意味不明じゃない? 全然伝わらなくない?」と、とても苦労しました。子どもの頃からラジオ好きで、いつもラジオCMも耳にしていたのに…。
というわけで、今日のワークです。
あなたが今、誰かにオススメしたい物や場所を思い浮かべて、ラジオCMの原稿(ナレーション)を書いてみてください。一般的なラジオCMの尺は、20秒です。原稿を書いたら、自分がナレーターになって、(20秒以内で!)原稿を読んでみてください。
ほら、その原稿では、紹介したい物の魅力、伝わらなくないですか?
自分の話を聞いている人は、そのくらい頭の中に「???」が浮かんでいたり、「話はわかるんだけど、魅力的に感じない…」と、そんなふうに思っているわけです。
最近、自分はもちろん、一緒に働くメンバーを見ていても、伝えたいことの半分も伝わっていないようなことが多いので、今日はこんなテーマで書いてみました。
みんなでラジオCMワークでもやろうかな?